アメリカン・スプレンダー(2004)

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"アメコミ"版 アニー・ホール

title090401_1.jpg さてさて、今回はちょっと奥の手というか、裏ワザというか、どうしても"アメリカン(アメリカの)コミック"原作映画を誰かと観たいという方にオススメの一品です。そもそもこの映画の原作は、普通のアメリカ人男性(いや、そういう意味での普通じゃないんだけど)の普通の日常を漫画化しちゃったら大当たり、というものなので、それを映画化したら、そりゃあ、普通のアメリカ人男性の日常を映画化しただけじゃんてことなんですけど、まあ、半分はそういう映画です。

「俺は、欧州移籍とか言ってオランダの下位チームでやっとベンチ入り、とかぜってーみとめないから」なんておっしゃらないで。そりゃあもちろんアクションもスーパーヒーローも登場しませんが、この映画をあのコに紹介すれば、一躍ハイセンスさん扱い間違いなしですぜ。それだけでなく、なんとなんとこの映画の衣装は、あのマイケル・ウィルキンソンなんです!って、誰?

ということで、気になるマイケルの正体も暴かれる、詳細は以下から。

要注意ポイント
(1)それこそスーパーヒーローは出てこねえんだー
えっと、前述のとおり、この映画は普通の日常を漫画にしたというアングラコミックが原作なので、主人公はモテない(割に二回結婚してるけど)病院の書類整理係の男性です。んでもって、お決まりの「モテない書類整理係のフリをしていて実は!」とか、「モテない書類整理係が黒色系の生き物の力を手に入れて!」とかそういうことも起こりません。こんなことを言うとあれですが、いつものコーラとか、ポップコーンとかを用意するよりも、カフェラテとかを用意して楽しんだ方がいいような作品です。いわゆる今流行りの、「完璧なスーパーヒーローは出てこないんです」系の映画とはわけが違います。

(2)本人も出演してんだー
原作のモデルになった人物、というか「自分のさえない日常を漫画にしてやろう」と原作を作ろうと思い立った人物なんですが、そのひと本人が出てきます。といっても、スタン・リーのカメオ出演とは違います。映画を観始めるとすぐにご確認いただけると思いますが、この作品は、原作の漫画のイラストと映画のシーンとさらには原作者のいわばドキュメント的な映像をミックスして作られています。

「ちょっと本気でおしゃれ系じゃん」と思われるかも知れませんが、本気でおしゃれ系なんです。だって、そうでもしなきゃ、特異なコミックが原作だっていうアイデンティティが伝わらないんだもの。完全にアメコミ映画脳で処理しようとしている自分に気づいたら、こういうときに便利な言葉「なるほどね」を唱えて戻ってきてください。しつこいようですが普通の映画脳で鑑賞しても楽しめる方の映画です。例えば『アニー・ホール』を観るつもりで臨んでください。

今回の口説き文句
(1)「この映画観たことある?」
極めて普通です。だって、普通に映画好きなら観たくなる内容なんですもん。むしろ、観終わった時の感想は、アメコミ映画ファンのあなたよりも、そうでないあのコの方が多いくらいかもしれません。そんな、盛り上がってる相手にすかさず、こう言ってください。「この映画の衣装担当したひとがウォッチメンの衣装やってるらしいよ」。これで、『ウォッチメン』も晴れてあのコのおしゃれ映画リストに仲間入りです。

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このページは、slingerが2009年4月 1日 03:55に書いたブログ記事です。

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